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そもそもプレゼンってなに?
自分が考えていることを、相手に伝えたり、説明したりすることを、プレゼンテーション(プレゼン)と言います。会社や社会の様々な場面でパソコンやタブレットを使用してプレゼンテーションを行う機会が出てきます。プレゼンテーションでは言葉だけで行う場合や、スライドや動画を用いて行う場合など、様々なやり方があります。
例えば、皆さんがよく使っているipadの会社であるAppleのCEOだったスティーブ・ジョブズ氏は、わかりやすい言葉選びや、演出、話すスピードや間合いの取り方がうまく、プレゼンの名手として有名です。こうした人々は、様々な手法を駆使しながら、「自分の伝えたいことを、きちんと聞き手に伝えられている」からこそ、プレゼンの名手と呼ばれています。
今回のテーマ「こんな学校があったらいいな」を実現するために、想いや考えを相手に「どう伝え」「どう動いてもらうか」がプレゼンテーションでは重要です。
プレゼンで絶対に押さえておくべき5つのポイント
次の5つが、プレゼンで絶対の押さえておくべき5つのポイントです。
☑お題に沿ったプレゼンにする
☑プレゼンで最も伝えたいことを明確にする
☑”プレゼンの型”を守った構成にする
☑スライドの情報量は、少なめにする
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Point①:お題に沿ったプレゼンにする
基本的に、皆さんがプレゼンを行う際には、お題が与えられます。
物凄く当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、きちんとお題に沿ったプレゼンにすることは、最も大切です。
そのプレゼンにおいて、”どんなことが聞かれているのか”、”どれくらいの長さでどんな発表をすることが求められているのか”といった前提条件をきちんと掴むことが、良いプレゼンをするための第1ステップです。例えば、「将来の夢について、5分間でプレゼンをしてください」というお題のプレゼンに取り組むとします。このプレゼンにおいては、「将来の夢」というメインテーマを軸に、聞き手に夢の内容が最大限伝わるように、5分間の構成を練っていくことが求められます。
当たり前ですが、「自分の好きなこと」についてだけ話したり、3分間しか話さなかったり、7分間話してしまったら、このお題においては良いプレゼンとは言えません。繰り返しになりますが、「お題をきちんと理解すこと」が、良いプレゼンをするための、第1ステップです。
Point②:プレゼンで最も伝えたいことを明確にする
話し手の中で、”最も伝えたいこと”が明確になってないプレゼンは、聞き手にとってはとても聞きづらいものです。逆に、”最も伝えたいこと”が明確なプレゼンは、聞いていて、すっと入ってくる場合が多いです。例えば、先述の「将来の夢」についてのプレゼンであれば、「私の将来の夢は、○○です。」という部分が、最も伝えたいことになるはずです。
それ以外の、「なぜ、そのような夢をもったのか」「どうやってその夢を実現していくつもりなのか」といった部分は、あくまでも補足にすぎません。
「そのプレゼンで、結局何が伝えたいのか」を明確にしたうえで、細かい構成を考えていくようにしましょう。
Point③:”プレゼンの型”を守った構成にする
Point②でもお話しましたが、プレゼンにおいては”最も伝えたいこと”が、聞き手にきちんと伝わるように、構成を考える必要があります。
そのため、下記のような”プレゼンの型”に当てはめて構成を決めていくと、すごくスムーズに、伝わりやすいプレゼンを作れます。
1.背景・目的
=与えられたお題についてざっくりと説明するとよいです。
2.プレゼンの全体の流れ
=どんな流れで自分がプレゼンをするかを、大まかに説明します。
3.結論
=自分が、”最も”伝えたいこと”を伝えます。
4.補足①
=”最も”伝えたいこと”の補足情報を話します。
5.補足②
=必要に応じて、さらなる補足情報を話します。
6.まとめ
=”最も伝えたいこと”を再度伝えます。
Point④:スライドの情報量は、少なめにする
プレゼンにおけるスライドは、あくまでも”聞き手の理解を助けるためのサブ材料”でしかありません。
主役は、スライドではなく、話し手のあなたです。
だからこそ、スライドの情報量は、「聞き手が、話を聞きながら、軽く見て内容を理解できるくらい」少なくしておく必要があります。
そのため、「1スライド1メッセージ」が基本となっています。
1つのスライドに入れるのは、1つの情報ということです。
スライドの作り方については別途コンテンツを作成しますが、スライドの情報量を少なめにすることが、わかりやすいプレゼンをするうえで非常に大切です。
これでも初めて作成するには難しいものです。初めてプレゼンテーションを行う人もいるかもしれません。ここでは作り方の方法やサンプルを掲載しますので参考にしてみてください。
話す順番は「な・な・た・こ」テンプレートを使ってみよう!
話す順番について考えるとき、「な・な・た・こ」テンプレートを使って、まずは紙に書いて
みるといいよ!「な・な・た・こ」とは次のように、話のパートを4つに分けてこの順番で
話していく方法です。
「1:なにを話すか」 /話のテーマや概要を伝えます
「2:なぜ話すか」 /この話をする理由や動機を伝えます
「3:たとえば」 /話のたとえ話や具体的な中身を伝えます
「4:相手にとってもらいたい行動は何か」 /相手にとってもらいたい具体的な行動を伝えます。
←こちらよりシートをダウンロードして印刷して頂けます!