irorib@
藤居 貴之
対話型教育グループいろりば 代表理事
~はじめに~
皆さんこんにちは。対話型教育グループいろりばのホームページをご覧頂き有難う御座います。
私達は、「教育で街と未来を元気にしよう!」その為に、先生や保護者の方などが立場や年齢を越えて一人のヒトとして教育をオープンにフラットに対話し考えられる場を創りたい!との想いからスタートしました。
昨今、「学力低下」「不登校」「学級崩壊」「教師の過重労働」など学校教育には様々な課題が山積みとなっています。その課題や問題の解決には教師と保護者や地域住民が立場は違えども同じ立ち位置で本音で対話し行動する必要があると考えています。
そして、一つ一つの課題は全てが点と点で繋がっていると考えてもいます。
教育は誰もが当事者となる唯一の分野と言えます。自分自身が学習者として関わり、その後、保護者であったり教師であったりと何らかの形で関わっていくことになります。それ故に、自分事として本音で向き合い考えることが必要であろうと考えています。
『教師』として『保護者』としてのように例えられる立場ではなく、一人の当事者として、一人のヒトとして経験や知見を活かし多角的にみんなで考えることが必要だと考えています。
~気付き~
私は15年間『インクルーシブ教育』の第一線で活動をして来ました。いつの日か、当たり前なのかも知れませんが、ふと周りを見たとき、そこには子どもだけでなく先生や保護者地域の方々が『教育』に集う景色が見えるようになりました。家族で協力して娘と共に通った6年間。普段は見ることや知ることの少ない「ありのまま」の先生の姿。時には何気ない会話をする中で、『先生ってこんなコトしてるんだ!』『先生ってこんなコト考えてるんだ!』など様々な気付きがありした。
そして、ふと思い出したコトがあります。インクルーシブ教育の創成期であったこともあり、当初は、立場同士で話していたこともあり、要望ばかり伝えていた自分がいました。それによってギクシャクした関係でもありました。しかしいつの日か、互いの想いや考えを話し合ううちに、自然と『夢や希望』を語り合えるようになっていました。
「相手」を知り、「一方通行」ではなく、「役割分担」し教育を対話することで、その子を含めた周りの子どもたちの教育環境がより良い方向へ進むということを気づいた瞬間です。
~イマの教育~
報道等で、「働き方として」教員の過度な負担や、教員の成り手不足などが報じられています。そして「学び方として」従前の一斉型から個別最適な学びへ等と、学力観が変わろうとしています。「社会のリアルと働き方学び方改革」「教育課題の解決」を進めるには先に述べさせていただいたように、先生だけとか、保護者だけではなく、加えて従前の組織ではなく誰もがオープンにフラットに一人のヒトとして対話し考えることが必要となるのではないでしょうか?
そして、「教育に関心を持つ」ヒトが一人でも増えることが重要ではないでしょうか?
~さいごに~
教育に対して、「熱い想いや願い」「不安や不満」「取組を広めたい」「こんなコトをしてみたい」など多種多様なヒトが集い対話し考えるコトから始めたとき。『子どもが主語』の教育がイマまでとはまた違ったカタチでより良くなっていくのかも知れません。先ずは、『対話』をし『考える』コトを多くの皆さんと共有したいと仲間と共に考えています。是非、ほんの小さな勇気をだして私達と教育対話をしましょう!